改めまして、みや子と言います。
Twitterで#金属加工初心者みや子の勉強ノートというタグで、金属加工の勉強イラストを投稿していました。
溜まってきたイラストをまとめる場がほしいと思い、当ブログを立ち上げました。
そんなみや子とは何者か、かんたんに自己紹介させていただければと思います。
怪しいものではありません!
現在は金属加工の営業職
私は現在、東大阪の金属加工会社で営業職として勤務しています。
会社の業務形態は、メーカー兼商社といったところです。私の営業職としての仕事は、商社的な仕事が大半です。
東大阪は「ものづくりの街」として有名で、町工場の密度は全国No.1です。特に、金属加工関連の町工場は非常に多いです。
東大阪市にある町工場は6,000を超え、うち3割近くは金属製品を扱っています!
しかし、自社で営業部門を持つ工場は少ないようです。
私は、そんな東大阪の町工場さん達の代わりに営業活動を行うような会社で働いています。
具体的には、お客様との折衝業務や納期・在庫管理などを行います。町工場さん達がものづくりに集中できる環境を作るような仕事ともいえます。
ありがたいことに、得意先さんからは様々な見積依頼をいただきます。小ロットの切削加工品、大ロットの冷間圧造品、板金もの、手のひらサイズの製品から私の身長より大きな製品まで……。
そのため、金属加工に関わる幅広い知識が求められます。未経験から転職してきた私は、毎日てんてこまいです。
前職は人材系営業やライター
金属加工の世界に飛び込むまで、私はものづくりの仕事を一切したことがありませんでした。
新卒で入社した会社は人材系の営業会社。就職サイトなどの法人営業をしていました。
今の会社に転職する前にしていた仕事はWebライターです。毎日パソコンに向かってWeb記事を書いていました。
Webライターとして勤務していた会社の売上が落ち、ライター職の正社員を雇い続けられないと言われたことを受け、転職しました。
ライターの仕事は楽しくて大好きでした。ですので、肩を落としながら転職活動をしていました。しかし、転職タイミングはコロナ渦のピーク。ライターの求人はなかなか見つかりません。
そこで、別業種への転職も視野に入れようと思いました。自分がなぜライター職を楽しいと感じていたか、見つめ直すことになります。
その結論は、「なにかを作ることが好き」だからです。
小さい頃から図工や美術の授業が好きで、イラストを描くのも好きでした。仕事として文章を書くのも好きです。つまり、手段は何であれ「なにかを作る」のが好きなんだなと気づきました。
そこで、文系の私でも転身しやすい「ものづくり業界の営業職」へ飛び込むことを決意します。
初心者が金属加工を勉強できる場が少ないことに気づく
アラサーからの未経験転職ということで、1日でも早く1人前になりたい!そう意気込んで勉強を始めました。
しかし、書籍やWebサイトでわからない言葉を調べても、正真正銘(?)初心者の私には理解できない情報が多いと気づきます。
わからない言葉をググって、そのページ内にあるわからない言葉をさらにググって……と、自分が知りたい情報になかなか辿り着けません。
社内研修も受けましたが、文字びっしりレジュメを読むだけでは少ししか覚えられませんでした……
営業職向けの情報も少ない
これは私の想像ですが、Webには技術者向けの記事が多いのではないでしょうか。
実際にものづくりの現場で働く人は、日々機械を触り、体や感覚で覚えることもあると思います。技術者目線のWeb記事も、感覚的に理解できるのかもしれません。
しかし、私は仕事で直接機械を触ることはありません。基本は座学のみで勉強する必要があります。感覚ゼロの初心者が読めるWeb記事というのは、本当に少ないと感じました。
また、私の会社はさまざまな金属加工品を扱うため、必要な知識の範囲も広いです。切削、冷間圧造、熱間鍛造、板金加工、熱処理、表面処理……これらすべてに精通する必要があります。
その前段階として、まずは広く浅く基礎知識を身につける必要があります。しかし、そういった「程よい教材」になかなか出会えません。
わからなさすぎて落ち込む
そんな日々を過ごし、私は落ち込む日が増えていました。
聞いたことのない用語をシャワーのように浴び、ネットで調べても混乱するばかり。そのうち私は「なんでこんなにわからないんだろう」「自分の頭が悪いのかな」と、ネガティブになっていきました。
はじめは先輩にたくさん質問していました。しかし、そのうち「それくらい自分で調べろ」と言われるようになり、気軽に聞けなくなります。
「自分でなんとかしなきゃ」という感情は、心の余裕をなくしますね…
でも、ものづくりの世界に飛び込んだからには頑張りたい。どうやったら自分で楽しく勉強できるんだろう。入社1年くらいで、そう考え始めました。
絵を描きながら勉強してみようと思い立つ
そこで私は、絵や図を描きながらノートにまとめれば良いのでは?と思い立ちます。図解が多い書籍やWeb記事は比較的わかりやすいと感じたからです。
自分の読解力と想像力が足りず、文字だけのWeb記事や書籍はなかなか理解できませんでした。
もともと絵を描くのは好きでしたし、それなら楽しく勉強を続けられるのではないかと思いました。
はじめは紙のノートでまとめる方法を考えました。しかし、何度も見返すことを考えると、ノートを持ち歩くのはちょっと大変です。そこで、いつでもスマホから見返せるデジタルイラストにしました。
イラストをTwitterで投稿し、遡りやすくするために「#金属加工初心者みや子の勉強ノート」というタグをつけ始めます。
そうしてTwitterを使い勉強するうちに、Twitterにはものづくりのプロがたくさんいることを知ります。
勉強ノートのイラストに対して補足情報を教えていただいたり、わかりやすい本やWebサイトを教えていただけたり……。贅沢すぎるです。
はじめから初心者を名乗っていることもあり、わかりやすい言葉で教えていただけるのも助かりました。
これからも一人前を目指して、「勉強中です!」と発信していこうと思います。
私と同じく、金属加工を勉強中の方の役に立てれば嬉しいです。
後輩を教える立場の先輩さんには、「こんなに初歩的なことでつまづく新人もいるんだ」と知っていただく機会にもなるかも……?
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